国志夢走

Visionを描き、自身の仕事や人生に誇りを持った人であふれ返る国をつくりたい。「みんながプロフェッショナルに出演できる」そんな社会が理想です。

組織から個人へのパワーシフト、高まるHR人材の価値

個人へのパワーシフトという言葉を聞いたことがあるだろうか?これからの時代を表すメガトレンドの1つである。

 

簡単に解説すると、今までは国や組織に権力が集中していたが、徐々に個人にも権力が移っていくということだ。

 

例えば昔はテレビなどのマスメディアによってのみ情報を発信していたが、今ではインターネットやSNSの台頭により一個人が発信できるようになっている。他にもまだ浸透仕切ってはいないがトークンの発行など個人で貨幣の発行に近いこともできるようになってきている。下の記事にも書いているので一度読んでみてほしい。

jackshima.hatenablog.com

 

このように個人へと力が集中してきている流れのことを個人へのパワーシフトと呼んでいる。これに伴って、世界的に都市への人口集中が加速し、都市に流入した個人の孤立化が発生していたりする。

 

 

もともとこれまでの日本では組織の論理が強く、協調的で組織の和を重視しなくてはならないという時代が長らくあった。終身雇用だったり年功上列だったりとずっと1つの組織で長く働くことが当たり前だったし、多少言いなりになったとしても我慢するのが普通だったわけだ。

従業員という言葉は付き従って作業をする構成員、なんとも組織に隷属的な単語ではないだろうか?(員という言葉についての解釈を少し書いている記事を参考程度に載せておく。)

jackshima.hatenablog.com

 

 

しかし、先ほど紹介した通り個人が情報収集も発信もできるような現代になり組織に属さずとも個人で稼ぐことができるようになった人がちらほら出てきている。今後もそんな人は増えてくるだろう。そうなると組織が個人を押さえつけていた関係性から組織と個人は対等、むしろ個人の方が選べる側になるという変化が起こってくる。引く手数多みたいな状態だ。

 

 

コミュニティという言葉を最近よく耳にする。

コミュニティ
①人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、およびその人々の集団。地域社会。共同体。
 転じて、インターネット上で、共通の関心をもちメッセージのやりとりを行う人々の集まり。
 アメリカの社会学マッキーバー(R. M. MacIver)が定式化した社会類型の一。血縁・地縁など自然的結合により共同生活を営む社会集団

大辞林ではすでに②のネット上での集まりという意味も紹介されている。

簡単にコミュニティを形成することができるようになっているから、組織の数自体はどんどん増えてきているのではないかと予想している。ただ1つ1つの組織の構成人数は少なくなってきていると思う。労働市場が大きく変容していて、組織は大きくなりにくい時代を迎えているのだ。

 

 

こんな中でも既存の組織は変わらず優秀な人間を欲している。PJチームは大きくなりにくく、社会を揺るがすような大きなことを成し遂げていくには難しさがどんどん上がってくる状態にあると思う。そのため組織づくりがちゃんとできる組織しか、大きなことをなせるだけの人を集めることができない。

現在エンジニアやAIを扱える人間はIT企業において必要不可欠となっているが、それと同様に組織づくりができるようなHR人材の価値も高まっていくことは明らかだ。

個人の選択肢がこれだけ多様になっている中で、良い人材を大量に抱え続けて活動をしていける組織はごくわずかになっていく。それを叶えられるHR人材の需要が高まることは理解できるはずだし、組織は事業の成長は当然考えるが、組織状態の改善に対する重要性も考えざるをえない時代に突入していく。

 

 

優秀な人の数年間のコミットを約束してもらい、その後は個人の別の目的のために巣立っていくという新陳代謝のサイクルが非常に早い組織も増えてくるだろう。個人の自己実現がなせるし、組織の目的も達成できる。そんな組織づくりが求められる。

コミュニティの価値も1つの例だ。会社付き合いの飲み会はなんとなく嫌だ、そんな風潮がある中でもベンチャーは半ば家族のような付き合い方に回帰しているところは少なくない。またそんなところに惹かれる若者も少なくない。オフィスにカフェスペースを設けてたり、社員旅行で運動会したりなんてこともあったりする。

 

 

組織づくりは知識だけではできない。HR Techの領域が発達してきて、今までは定性的にしか把握できなかった人のモチベや情動を定量化して表せるようになってきた。どうすれば良い組織になるのかという解決策の提示は比較的しやすくなってきている。

 

 

ただ、その解決策を実行仕切ることが何よりも難しくテクノロジーではできないところだ。どうやって伝えていけば組織風土は浸透するのか?思いをぶつけて、組織と個人の目的を揃えるにはどうすればいいのか?こういった実行フェーズを組織と二人三脚になって実行できるHR人材がいないと、組織はいくらデータを解析したところで変わらない。

 

 

 

強い個人として生きていくためにも、所属する組織がなしたい大志をなせるようになるためにも、組織づくりの専門性を獲得することをすすめる。

実際に組織運営を経験することが組織づくりを学ぶ上での最短ルートだと思うので、まずは小規模でもいいので自分が運営する組織をもってみるといいかもしれない。

 

 

 

 

まとめ

  • 個人へのパワーシフトにより、組織より個人が強い時代になる
  • 組織は優秀な個人を獲得するべく、組織づくりに磨きをかける必要が出てくる
  • 組織づくりのできるHR人材の価値はかなり高まる
  • 解決策を出すだけでなく、それを実行しきることができる人材が求められる
  • 実際に組織運営をする経験を積んでおこう

 

 

 

 

 

 

 

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